残滓

保護犬カフェ・パーク と ライブ と ビーズ作品

世界唯一のカフェテクノグループ! The Vocoders 大阪初見参!!

The Vocoders a.k.a POLYSICS、大阪初ワンマン、行ってきた!

予想を遥かに超えて、楽しいライブやった…。

 

The Vocodersとは、一言で言えばPOLYSICSの別名義バンド。

POLYSICSがライブハウスでオールスタンディングのライブするのに対して、The Vocodersはカフェで椅子に座って聞くライブ。

整理番号29番という、たぶん今までのライブ人生で一番いい番号が取れたので「売れてないのかな…」と思ったけど、完売してたらしい。

よかった。

 

ちなみに会場の心斎橋digmeout ART & DINERは、今日で閉店らしい。

なのでこの会場でやるのは、ほんとに最初で最後。

楽しかっただけに残念でならん。

 

レポはぼちぼち書きます。

セトリ…出るかな…。

 

3/31追記

レポできました。

「続きを読む」からからどうぞ。
MCなどは聞き間違いや記憶違いもあると思われますので、不正確な部分が多々あります。
広い心で読んでやってください。

 

 

 

BLACK OUT FALL OUT(1曲目)
Mandolin Girl
Shizuka is a machine doctor
Everybody Say No
That's Fantastic!
COMMODOLL
?(Devoのカバー)
Part of me
New Melody
Smile to Me
Rain Rain Rain
Code4(本編ラスト)
GET BACK TO 8-BIT(アンコール)

 

セトリは出なかったので、記憶のみ。
去年のイベント出演時のセトリは発見したので、参考にさせてもらいました。

The Vocodersとしてのライブはすでに2回かな?やってるけど、ワンマンはこの公演が初。
記念すべき初ワンマンライブを大阪でやってくれて嬉しい♪

 

入場の直前に椅子席やと知った。
オールスタンディングやったら「どうせ前には行けへんし、開演時間ギリギリに行けばいいや」といつも思ってるんやけど、今回はいい番号取れたんで、ちゃんと入場時間前に会場前で待ってた。
そのおかげで座れた席は、なんと3列目のほぼ真ん中。
ステージから2mくらいの距離。。
最前列の人なんか、たぶん1mも離れてないんちゃうかな。
こんな間近で見れることなんか、この先きっとないやろうな。

 

正直なところ、ライブにはそんなに期待してなかってん。
The Vocodersってまだ曲もリリースしてないし、知らん曲ばっかりなんやろうな~と思ってたので。
楽しむライブというよりは、実験的なもんかとも思ってたし。
それがまさか、こんなにPOLYSICSの曲が聴けるなんて。
しかも超貴重な別アレンジバージョンばっかり。
しかもPOLYSICSではもう全然やってない曲まで。
1曲目の『BLACK OUT FALL OUT』からテンション爆あげ。
しかし立てず(笑)
座って聴くライブなのでね。
でもみんな座ったまま、めっちゃ揺れてた。

 

The Vocodersのステージは、全員横並びで椅子(背もたれ付きバースツールみたいなの)に座っての演奏。
下手側からヤノくん(電子ドラム(っていうの、あれ?))、フミちゃん(シンセその1)、ハヤシくん(ギター)、リョウ様(シンセその2)。
マイクは全員インカム。
真っ赤なシャツに黒の細いネクタイ、黒のボトムスで統一。
お客さんも同じ衣装の人が何人もおった。

 

ステージと言うても客席と地続きのフロアで、段差があるわけではない。
なのでフミちゃんが前の人の頭でまったく見えんかった。
しかしハヤシくんはめちゃめちゃ見えた。
しかも同じフロアでどっちも椅子に座ってるから目線の高さがほぼ同じで、何回も目が合った、と思った。
ハヤシくんの眼中にうちなんか入ってないやろうけど(笑)
いやもうほんま、すごかった。
すごい経験させてもらった。
ハヤシくんも客も、距離が近すぎて変に緊張してた(笑)
前回の名古屋では歌詞飛んだらしい(笑)
大阪では歌詞は飛ばんかったけど、「ではPOLYSICS…じゃないや!」って言ってしまってた(笑)

 

POLYSICSの時は目を隠すバイザーが衣装の1つやけど、The Vocodersは素顔。
初めて間近で生で素顔を見たリョウ様、誰かに似てる、誰やろうと考えに考えた結果、思い出した。
取引先の営業さんに似てる(笑)
これからお茶出しする時は、笑顔1.5倍になるわ(笑)
心の中で「今度のPOLYSICSのワンマンも行きますね」って言うわ(笑)

 

ヤノくん、背高いのに体のパーツが小さいなって思った。
まず顔が小さい。
肩幅が小さい。
手が小さい。
そして優しい顔立ちをしてるので、「やせっぽちのゴールデンレトリーバー」って思った(笑)

 

フミちゃんはほとんど見えへんかったけど、たまに隙間から見えるお顔はSNSで見るよりずっと可愛かった~!
髪の毛さらさらで、耳にかけてるのがまた色っぽくて素敵。
The Vocodersではシンセで、弾き終わりにタンッと叩いてるのが可愛かった~。

 

The Vocodersは「カフェテクノ」という新ジャンルの音楽をやるバンドということで。
どういうのが近いか考えたところ「四畳半フォーク」らしい(笑)
「ベッドタイムテクノ」というジャンルはすでにあるんやけど、そこまでゆったりしてるわけでもない。
ちゃんとビートがあって、でも踊りまくりってわけでもない、コーヒーでも飲みながら楽しむ音楽、って感じらしい。
フミちゃんが言うてた「ロックバンドで言うアコースティックバージョン」っていうのが一番ピンときた。
ハ「カフェだからアルコホールじゃないんだよね」
フ「アルコホールでもいいじゃないですか」
すいません、ドリンクはファジーネーブルにしました。
だってペットボトル飲料なかったし、椅子席やからいいかなって。
久しぶりのライブでアルコホール、おいしかった♪

 

ハヤシくんの椅子だけなぜかすごいギシギシきしんで、きしむたびに客から笑いが起きる。
ハ「これはメタルパーカッションだから(笑) うちのドアにもこないだKURE 5-56したところなんだよね」
1~2曲終わったところやったかな?
どっと笑いが起きて、何かと思ったらスタッフさんが「KURE 5-56」持ってきてた(笑)
ハヤシくんの椅子の接続部上下に差して、直後はまだきしんでたけど、時間が経ったらまったく鳴らなくなった。
さすが。
めちゃいい宣伝になってたんで、The VocodersもしくはPOLYSICSにCMの話がきますように(笑)

 

インカムもすぐずり落ちてしまうようで、ハヤシくんギター弾いてない時は手で押さえて歌ってた。
ハヤシくんのが目立ってたけど、全員そうやったみたい。
設備的にはいろいろ改良の余地あり。

 

でも楽器やセットが少なくて、すごく身軽に動けるので、ふと思い立ってあのお店でライブ、ってこともできそう。
POLYSICSではできない会場でもできそうやし。
ハヤシくんもいろいろとやりたそうやった。

 

そしてMC多め。
1曲やってMC、2曲やってMC、また1曲やってMCてな具合。
なのでライブというか、トークショー的な感じもあり。
それも距離が近いもんやから、すごい親密な雰囲気。
最初は演者も客も緊張してたけど、ライブが進むにつれてだんだん打ち解けてきて、楽しくおしゃべりしながらライブって感じやった。
でも客がうるさくて有名な大阪やけど、会場が狭い&客席が明るい=ステージから客の顔が見えるせいか、演者に話しかける客はおらんかった。
ハヤシ先生の講義を一生懸命聞いてる生徒って感じ(笑)
ハヤシくんも、基本ヲタクやから、好きなことについて語りだすと止まらんし。
それをうまくフミちゃんが調整して、コアすぎる話になってくると「これはこういう意味でね」みたいな解説を挟んだり、自分からはまったく話そうとしないヤノくん&リョウ様に話を振ったり、見事な司会進行役も務めてた。

 

『Shizuka is a machine doctor』はデモバージョン。
レコーディング前は、バラードって言うていいくらいスローテンポな曲やったのを、ハヤシくんの独断で早くしちゃったとのこと。
アレンジも全然違ってて、リリースされてるバージョンとは別の曲みたいやった。
ベッドタイムテクノってこんな感じなんかな?と思った。

 

『COMMODOLL』もPOLYSICSではもうやらなくなってた曲。
でもPOLYSICSヴォコーダーを使い始めるきっかけになった重要な曲でもなる。
最初は普通にボーカルしてたんやけど、何か違うということでヴォコーダーを使ってみたら、感情を理解できないロボットをうまく表現できたので採用されたと。
その時に使ったのがトーカーというヴォコーダー
このトーカーとの出会いがなければ今のPOLYSICSはなかった。

 

そしてハヤシ先生のヴォコーダー講義が始まる(笑)
ヴォコーダーとは人の声と電子楽器を組み合わせた楽器の一種で、エフェクターではないと。
そしてメーカー?によって音も違ってくるので、トーカーとの出会いはPOLYSICSの方向性を決めるのにすごく重要だったということ。

 

『Rain Rain Rain』のラスト、アウトロがずっと続いて、ハヤシくんがヤノくんに「お前が終わりの合図を出せよ」ってずーっと目で訴えかけてたんやけど、ヤノくん気づかずガン無視(笑)
ヤ「視線は感じてたんですけど。まだかなーって(思いながら演奏を続けてた)」(笑)

 

Devoのカバー曲を演奏した後、アメリカにPV撮影に行った時の話へ。
ハヤシくんがDevoのレコーディングスタジオにアポなしで行って、なんとか見学させてほしいとDevoのマネージャーに交渉してたら、たまたまメンバーが出てきて「マークだ!!」と叫んだら、その声が大きかったんで他のメンバーもみんな出てきたと(笑)
たまたまレコーディングしてて、メンバー全員そろってたらしい。
そして「バンドやってて、こういう音楽してます」とPOLYSICSのCDを渡したら、電話の保留音に使ってくれてたらしい。

 

ヤノくんはたまたま日本に来てたDevoのドラムの人と写真撮ったことがあるらしい。
でも当時、まだスマホもなく、たぶんガラケーで撮ったのかな?
ボケボケの写真になってしまったらしい。
ちなみにリョウ様はDevoエピソードは特になし(笑)

 

ハヤシくんはお笑いコンビの「きつね」が最近のお気に入りのようで「知ってる人?(挙手なし)知られてないかぁ~!」と残念そうやった。
サンプラーを使ってネタをやるらしい。
面白そう。興味ある~。(超能力戦士ドリアン)

 

大阪に来た時は、ハヤシくんとフミちゃんはあちこち出歩いてるらしい。
ハヤシくんは絶対キングコングレコード店)に行くって言うてた。
ええんかね、そんなこと言うて。(と言いつつブログに書いてしまう)
CD・レコードも買うけど、古い音楽雑誌を漁るのも楽しいらしい。
この日はBIG STEPでウルトラマンのヒール(悪役)を特集したイベントをしてたそうで、ハヤシくんめちゃくちゃ行きたかったみたい。
でもハヤシくんとしては「1日のピークをライブに持っていきたい」から、あえて楽しいことはしないようにしてるとのこと。
沖縄に行ってもずっとメロンパン食べてるとか(笑)
フミちゃんは逆においしいものを食べ歩いてるらしい。(パトロールと称してた)
フ「ライブの活力だから」

 

フミちゃんの誕生日付近は関西公演に当たることが多くて、今年も神戸でライブ。
フ「28歳になります♪」
ハ「ははは…」
フ「ちょっとやめてそういう反応」
ハ「いや6月のライブの告知もしなきゃなって考えてた」
フ「上の空ってやつ」
ハ「俺のリアルな乾いた笑いをPAシステムにのせてお届けしました」
フ「だったら反応してくれなくていい」
このやり取り、めっちゃ笑った(笑)
この後にもまた「だったら反応してくれなくていい」「デジャブ!」ってやり取りがあった(笑)

 

新曲『Part of me』はPOLYSICSとThe Vocodersの2バージョンを同時リリースする。
ラジオで聞いたけど、POLYSICSっぽくないというのが第一印象やった。
ほんわか可愛い感じで、どっちかというとThe Vocodersを意識して作ったのかな~と思う。
最近ハヤシくん、曲作りに行き詰ってたようで、ここんとこずっとPCで作曲してたのを、昔使ってたMIDIを引っ張り出してきて作ったのが『Part of me』。
PCで作ると、テンポを変えた時にまた音を差し替えないといけなくて大変らしい。
で、久しぶりにMIDIを使ってみたところ「これだ!」となったと。

 

でもうちは個人的に思うんやけど、デビュー23年目で、こんな早いペースでニューアルバムリリースしてツアーやってるバンド、ないと思うよ?
あまり焦らんでもいいと思うけどな~。
いや焦ってるってわけではないかもしれんけど。
曲作りもそうやし、ライブイベントでもいろいろ新しいことに挑戦し続けてて、いまだに新鮮な感動をくれるのって、ほんとにすごいと思う。

 

本編終わってアンコールの手拍子が始まる。
いつもは「P・O・L・Y・S・I・C・S」の掛け声を言うんやけど、今回はVocodersなので、前の人のツアーTシャツでつづりを確認しながら
「ブイオーシー?オー…ディー…えーっと」みたいなことになってて、客同士で笑いあう。
なんかそれもすごいいい雰囲気やった。
声はそろってないけど気持ちがそろってる感じ。

 

そしてすぐに出てきてくれて。
ハ「アンコールないと思ってた。ありがとう」
いや、そりゃあるでしょ!
他の会場ではなかったのかと思ったけど、そういやこれが初ワンマンやった。

 

ライブ終了後、うちの周りの席の人はみんな興奮気味に「すごいよかった!」「楽しかった!」って言うてた。
うちもすごい楽しかった!
帰宅して風呂入って布団に入っても「はぁ~楽しかったなぁ~」ってつぶやき続けてたくらい(笑)
興奮しすぎて3時くらいまで寝れず、翌日めっちゃしんどかった(笑)

 

最後に。
POLYSICSではしなくなった曲もThe Vocodersバージョンでやるのがありなら、『Catch On Everywhere』お願いします!!
3人体制になってからのファンなので、ライブで聴いたことないんやも~ん!